耐震の工法4
先日は 耐震工事の工法(筋交い施工)の流れを説明しました
今日は その他にどんな工法があるのか 少しご紹介いたします
初めに 屋根から
「屋根を軽くした方がイイ」と良く耳にすると思いますが
実は 屋根ですが、耐震改修時の数値に大きく係わってくるのです。


この表は 耐震改修をする家の 必要耐力(どのくらいの耐震壁が必要か)
を計算する表の抜粋ですが、上の表では 1㎡あたりどのくらいの重さが
かかり、この家自体にどのくらいの重さがかっているかを計算する表です。
下の表は 必要耐力(どのくらいの耐力壁が必要か)を計算する表で、
支持荷重に地震地域係数等を掛けて計算します。つまり この指示荷重
部分が少なければ 必要耐力が少なくて済むという事です。例えば・・・
A200×B10=2000 と
A100×B10=1000 では
Bの同じ数字を掛けるのならAが少ないほうが答えは少なくなりますよね
という事で 屋根は軽いほうがいいという事なのです。
屋根を軽くする 方法をご紹介していきます。先ずは屋根仕上の重さの比較

クリックすると拡大できます
和瓦や洋瓦を 1とすると 一般的なスレート瓦や新素材の瓦の重さは1/3程度
ガルバニウム鋼板屋根に至っては 1/10程度の重さになります。
和瓦を 軽い屋根にするためには
①足場を掛け
②瓦撤去
③下地補修(野地板やルーフィング(防水紙)工事)
④葺き替える瓦施工
⑤雨樋やアンテナなどの付随工事
⑥足場撤去
と大変な手順になります。金額もかかりますので 屋根の痛みなどがなければ
壁の補強カ所を増やすのが良いのか、屋根を葺き替えたらよいのか 施工店と
良く話し合う事をお勧めします。
無駄に 屋根の交換を進めてくる業者さんは ちょっと注意かな
和瓦からスレート瓦(コロニアル)はよく見る事もあると思いますので、新素材瓦
の一例から紹介します。
●ケイミュー ROOGA(ルーガ)雅・鉄平

ルーガは瓦と同じ厚みを持ちながら 重さは1/2以下という瓦です。
その秘密は セメントの中に樹脂の壁を持つ気泡と 軽い骨材を入れる事で
軽量化してあります。中に繊維質を入れる事で固さも実現したという 新素材
の瓦です。


ルーガ雅

ルーガ鉄平
見た目は 和瓦と天然スレート屋根のようです。が、お値段少し高めです。
●IG工業 ガルテクト

ガルバニウム鋼板は鉄の下地を亜鉛とアルミニウムの鋼板でカバーした鋼板です。
鉄や亜鉛メッキ鋼板に比べて長持ちするのが特徴です。その鋼板の中に断熱材を
入れることにより、断熱性や遮音性を高めています。


見た目も スレート瓦に近い姿で重さはスレート瓦の1/3という軽さなので近年
使用する家も増えています。また、施工性の良さからスレート瓦のカバー工法と
いう形(スレート瓦を剥がさずに上から施工)もとれるので リフォームをする方も
多くいます。
今日は 屋根のお話をしましたので、明日は壁の話をしていきます。
ケイミューのルーガの詳しい情報はこちら ↓
http://www.kmew.co.jp/shouhin/roof.html
IG工業のガルテクトの詳しい情報はこちら ↓
http://www.igkogyo.co.jp/
今日は その他にどんな工法があるのか 少しご紹介いたします

「屋根を軽くした方がイイ」と良く耳にすると思いますが
実は 屋根ですが、耐震改修時の数値に大きく係わってくるのです。


この表は 耐震改修をする家の 必要耐力(どのくらいの耐震壁が必要か)
を計算する表の抜粋ですが、上の表では 1㎡あたりどのくらいの重さが
かかり、この家自体にどのくらいの重さがかっているかを計算する表です。
下の表は 必要耐力(どのくらいの耐力壁が必要か)を計算する表で、
支持荷重に地震地域係数等を掛けて計算します。つまり この指示荷重
部分が少なければ 必要耐力が少なくて済むという事です。例えば・・・
A200×B10=2000 と
A100×B10=1000 では
Bの同じ数字を掛けるのならAが少ないほうが答えは少なくなりますよね
という事で 屋根は軽いほうがいいという事なのです。
屋根を軽くする 方法をご紹介していきます。先ずは屋根仕上の重さの比較

クリックすると拡大できます
和瓦や洋瓦を 1とすると 一般的なスレート瓦や新素材の瓦の重さは1/3程度
ガルバニウム鋼板屋根に至っては 1/10程度の重さになります。
和瓦を 軽い屋根にするためには
①足場を掛け
②瓦撤去
③下地補修(野地板やルーフィング(防水紙)工事)
④葺き替える瓦施工
⑤雨樋やアンテナなどの付随工事
⑥足場撤去
と大変な手順になります。金額もかかりますので 屋根の痛みなどがなければ
壁の補強カ所を増やすのが良いのか、屋根を葺き替えたらよいのか 施工店と
良く話し合う事をお勧めします。
無駄に 屋根の交換を進めてくる業者さんは ちょっと注意かな

和瓦からスレート瓦(コロニアル)はよく見る事もあると思いますので、新素材瓦
の一例から紹介します。
●ケイミュー ROOGA(ルーガ)雅・鉄平

ルーガは瓦と同じ厚みを持ちながら 重さは1/2以下という瓦です。
その秘密は セメントの中に樹脂の壁を持つ気泡と 軽い骨材を入れる事で
軽量化してあります。中に繊維質を入れる事で固さも実現したという 新素材
の瓦です。


ルーガ雅

ルーガ鉄平
見た目は 和瓦と天然スレート屋根のようです。が、お値段少し高めです。
●IG工業 ガルテクト

ガルバニウム鋼板は鉄の下地を亜鉛とアルミニウムの鋼板でカバーした鋼板です。
鉄や亜鉛メッキ鋼板に比べて長持ちするのが特徴です。その鋼板の中に断熱材を
入れることにより、断熱性や遮音性を高めています。


見た目も スレート瓦に近い姿で重さはスレート瓦の1/3という軽さなので近年
使用する家も増えています。また、施工性の良さからスレート瓦のカバー工法と
いう形(スレート瓦を剥がさずに上から施工)もとれるので リフォームをする方も
多くいます。
今日は 屋根のお話をしましたので、明日は壁の話をしていきます。
ケイミューのルーガの詳しい情報はこちら ↓
http://www.kmew.co.jp/shouhin/roof.html
IG工業のガルテクトの詳しい情報はこちら ↓
http://www.igkogyo.co.jp/
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